食品ロス削減アドバイザー・食育インストラクターの福田かずみです。
2026年8月5日、世田谷区消費生活センターにて、親子向けワークショップ「すてないレシピカードをつくろう!」の講師を務めました。
今回のテーマは、「食品ロスを減らすために、子どもたち自身が考えること」です。
食品ロスという言葉を知っている子も、初めて聞く子もいました。しかし、「自分には何ができるのだろう?」と考える機会は、意外と多くありません。
そこで今回は、食品ロスの現状や環境との関わりについて学んだあと、食品ロスになりそうな食材を、おいしい料理へと変身させる「すてないレシピカード」づくりに取り組みました。

「「やってみたい!」を引き出すレシピカード」
カードには、「黒くなったバナナ」「使いかけの豆腐」「ブロッコリーの茎」「ピーマンの種やワタ」「しなびたにんじん」など、家庭で余りがちな食材が描かれています。

子どもたちは、好きなカードを手に取ると、お父さんやお母さんと相談しながら、「どんな料理にしたら、おいしく食べ切れるかな?」と楽しそうに考えていました。
「パンの耳ならチーズラスク!」
「使いかけの豆腐はハンバーグに。」
「少しだけ残ったごはんは高菜おにぎり!」
「黒くなったバナナは丸ごとオーブン焼き!」
など、思わず「それ、おいしそう!」と言いたくなるようなレシピが次々と誕生しました。
30分という限られた時間でしたが、一人で何品も考える子もいて、その豊かな発想力に私自身も驚かされました。
「もったいない」で終わらせるのではなく、「こうしたら、おいしく食べ切れる!」という前向きなアイデアが広がり、親子で会話を楽しみながら取り組む姿がとても微笑ましく感じました。
家庭で続けられることが大切
食品ロスを減らすために大切なのは、「知ること」だけではありません。
毎日の暮らしの中で、「残ったら何に変身させよう?」「まだ食べられるかな?」と考える習慣を育てることが、食品ロス削減への第一歩です。
今回のワークショップでは、お父さん、お母さんも一緒に参加してくださいました。
親子で一緒に考えたアイデアは、そのまま家庭へ持ち帰ることができます。
子どもだけでも、大人だけでもなく、家族みんなで取り組めることが、今回のワークショップの大きな魅力だったと改めて感じました。
「すてないレシピカード」に込めた想い
この「すてないレシピカード」は、私がオリジナルで制作している教材です。
レシピを覚えることが目的ではなく、「食材を使い切るためには、どうしたらいいだろう?」と考える力を育てることを大切にしています。
正解は一つではありません。
だからこそ、子どもたち一人ひとりの自由な発想が生まれ、「自分で考えたレシピだから、おうちでも作ってみたい!」という気持ちにつながっていきます。
講座の最後には、「せたがや すてないレシピマイスター認定証」をお渡ししました。

受け取った子どもたちの笑顔がとても印象的で、親御さんからもた「とても楽しかったです」と言っていただけたことが、何よりもうれしい時間となりました。
小学校の教材としても
現在、この教材は小学校での授業でも活用できるよう準備を進めています。
食品ロスは、環境問題だけではなく、食育や家庭科とも深く関わるテーマです。
「食べものを大切にする心」を育みながら、自分で考え、家族へ伝え、地域へ広げていく。
そんな学びにつながる教材として、これからも改良を重ね、多くの子どもたちに届けていきたいと思います。
このたびご参加くださった皆さま、そして開催にあたりご尽力いただいた世田谷区消費生活センターの皆さまに、心より感謝申し上げます。





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