食品ロス削減アドバイザー / 冷蔵庫収納家の福田かずみです。
2021年7月14日 横浜市立浜中学校にて、「SDGsと食品ロス」をテーマにお話しをしました。
新型コロナウィルスの感染予防のため、各学年毎に別れて3回開催。タイトルは、「食べものから持続可能な未来を考える『食品ロスの大研究』」です。
昨年発足した、浜中SDGs広報委員会では、食品ロスダイアリーを配布し、そのデータを横浜市の排出量と比較をしたり、バーチャルウォーターや二酸化炭素へと換算したりと、主体性のある生徒たちの取り組みに関心が止みませんでした。
講演会は、そんなSDGs広報委員会からの報告もあり、事前学習で寄せられた生徒たちからの質問に答える形で進めることにしました。
では、実際に使用した資料を紹介します。
まずは、一年生の素朴な疑問「ガムって食品ロス?」から、食品ロスの定義を確認しました。
次に、こんな質問も・・
「日本はいつから食品ロスを出すようになったのですか?」の問いには、戦後の高度経済成長期を経て手に入れた豊かな暮らし。その背景にある大量生産、大量廃棄がもたらす環境問題を。
身近なアイスクリームを題材にした食品ロスも考えました。
昨年、大手食品メーカーが期限表示の義務がないアイスクリームに賞味期限をつけることを発表しました。「なぜ、期限つけることになったのでしょう。」「このことで、どんなことが起こるでしょう」。
身近な食べものから、食品ロス問題を感じてもらえるように。そんな資料づくりは、私にとって楽しみの1つでもあります。
一年延期となった講演会でしたが、その間、動画による朝学習を設けていただき、時間をかけて「食品ロスとSDGs」について学びを深めることができました。
この夏休みには、家庭科から「SDGs料理をつくろう!」と題した宿題が出されるそうです。食品ロスを出さない調理法や、リメイクレシピ、加熱時間を減らす工夫や、洗い物の仕方など、様々なアイディアで環境に優しい料理術が展開されそうですね。こちらの報告も楽しみにしております。
この度は、横浜市立浜中学校の先生方に大変お世話になりました。ご依頼を頂いてから、約一年半。生徒たちのSDGsへの取組みに後押しされ、私にとっても学びの多いひと時となりました。担当いただきました深澤先生と石田先生には、心から感謝を申し上げます。