食べものを大切にする親の背中。父の背中とわたしの背中^^

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冷蔵庫収納家の福田かずみです。
 
突然ですが、何かをしている時ふと親のことを思い出すことはありませんか?わたしはお米を研ぐ時、いつも父のことを思い出します^^
 
懐かしい実家の台所風景です。お米を研ぐ係だった父。水を替える途中、流しにこぼれてしまった米粒を指で押さえながら拾う姿は今でもわすれられなくて。
 
お米がこぼれてしまう度に、わたしもちゃんと拾おう!と、今は亡き父と対話をしています。
 
・・・子どもは、親の背中を見て育つと言われていますね。だから、食べられなくなったものでも決して子どもの前でゴミ箱に捨てないでください。食べるものを大切にするその心は、家庭でしか育むことはできません。
 
もう一つ、聞いてください。
 
それは、現在中学2年生になる息子のお弁当のおはなしです。
 
わたし達の住む横浜市は、学校給食が小学校までなので、中学校に入学するとお弁当を持っていくようになります。昼食の時間は、わずか15分程だそうです。食べるのが遅い息子は毎日のようにお弁当を残して帰って来ました。
 
その、食べ残しのお弁当。さて、どうしましょう。
 
そうなんです。わたしは、どうしてもゴミ箱に捨てることができなくて・・・息子にも、その姿は見せたくありません。食べものを大切に思ってほしい。
では、残ったお弁当を、家に帰ってから食べさせる? そう促したこともありました。でも、それでは良いイメージが育ちませんね。案の定、自らバレないように捨てる始末に。
 
これでは、意味がありません。
 
時間をかけて、どうしたら良いか考えた結果、残ったお弁当をわたしが食べることにしました。シンプルに、捨てたくないわたしが素直に食べる。でも、わたし一人でこっそりではなく、夜ごはんの一品として^^
 
それが、わたしにとってもとても良い経験になりました。
 
同じ食卓で、「そっか〜。この味じゃ、食欲が進まないねー。」など、残してしまった息子を肯定しながら、(ホントに味が薄い時もありました。)今度はこんな風に作ってあげよう!などわたし自身も前向きになれました。
 
すると、息子からお弁当の時間がどんな雰囲気なのか、色々なことを話してくれるようになりました。
 
その中で、「お母さんはね。どうしても、食べる物を捨てなれないの。」その思いを自然と伝えることができました。そして、たとえ食べられなかった時でも、家に帰ってきたらすぐに冷蔵庫にいれること。そうすることで、ちゃんと食べることができるよね^^と。
 
残してしまったことは責めません。食べる物を粗末にしてはいけないことを教えたくて、たどり着いたわたしなりの方法でした。
 
そして、今は中学2年生になった息子。毎日戻ってくるお弁当箱は、空っぽの日が多くなりました♪ また、残ってしまったおかずをお皿に移し、ラップをして冷蔵庫に入れていた日もありました。(この時は、メチャクチャうれしかったです!)
 
飽食な時代に生まれた私たちにとって、”食べものを大切にする”ことを実践するのは難しいことかもしれませんね。
 
でも、だからこそ、伝えていきたいと思います。わたしの背中、大人になって思い出してもらえたら・・・
 
今日は、とてもプライベートなことを熱く語ってしまいましたね。失礼いたしました(*^_^*)
 
みなさんとは、おうちの冷蔵庫を食品ロスがなくなる美人冷蔵庫へ!これからも一緒に作っていきましょうね!どうぞよろしくお願いいたします♡