食品ロス削減アドバイザー/冷蔵庫収納家の福田かずみです。
「冷蔵庫、ちゃんと片付けたのにすぐにぐちゃぐちゃになっちゃう。」
そんな風に感じていませんか?せっかく整えたのにまた元に戻ってしまう。ダイエットでいうリバウンドですね。
その理由は、いっときの片付けで終わってしまっているから。
庫内の食品を減らしたり移動させたりして見た目が整ったとしても、一時的なすっきり感にすぎません。
今回は、5つある冷蔵庫収納術の中でまずはステップ1「庫内の食料品を「定番品」と「その他」の2つに分けること」からお話しします。
まず、はじめに
冷蔵庫の整理を進める時に、この食品は「定番品」なのかどうかがとても大切になります。
「定番品」とは、食べてなくなってもまた買っておきたい食品のことです。
今、冷蔵室にある食料品のうち、何割が定番品でしょうか。我が家の冷蔵室は約6割が定番品です。
この定番品の定位置を決めることが、リバウンドしない冷蔵庫の秘訣になります。そして、もうひとつ守っていただきたいことがあります。それは、定位置には決められた食べもの以外を置かないことです。
例えば、「卵」。卵は、唯一冷蔵庫メーカーが定番品と定め、定位置を決めてくれていますね。ケースが特徴的であるため、ほとんどの方は卵以外の食品を入れないと思います。そのため卵の定位置が守られているのです。
卵ケースを利用している方は、納得いただけると思います。
冷蔵室を整える時、この食品が「定番品」なのか。無くなってもまた買ってくる、すなわちまた冷蔵庫内にやってくる食べものは、卵のように定位置を決めてあげる。という考えです。
そして、定位置を決めるために、食料品にあったサイズのトレイやケースを用いることも有効です。
自立する容器に入っているものか、袋物なのかによって選ぶと良いです。トレイやケース使いは、まとめて引き出せるメリットもありますね。ただ、上手く収まらない容器のものもありますので、トレイやケースの使用率は棚の半分ほどに。
もう一つ、トレイなどの容器を使用する収納法は良いことばかりではありません。多用してしまうと、収納量が下がってしまうというデメリットがあります。
容器を使わない方法としては、棚に直接マスキングテープ(剥がしてもあとが残らないテープ)を使ってラベリングする方法をおすすめします。納豆やヨーグルトといった定番品の定位置を決めてあげてください。
また、その定番品の収納法として提案しているのが、賞味期限ごとに棚を決めること。
どのくらいのスパーンで、消費に気を配れば良いか。1ヶ月単位で良いもの、3.4日のもの。こちらについては、詳しく解説した記事を下記リンク先を貼っておきますね。
今日は、少々堅苦しく書いてしまいましたが、まずは「定番品」であるか「その他」であるかを意識することから始めてください。
そして、だんだんと冷蔵庫にある食べものに愛着が湧いてくるといいな、と思います。
時には、庫内にある食料品に手を添えて。ドアポケットにある調味料の向きを揃えてあげるだけでも、気持ちが行き届き、管理された冷蔵庫に変わっていくと思います。
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