食品ロス削減アドバイザー/冷蔵庫収納家の福田かずみです。
新酒が出回るこの季節。お酒を作るときにできる”酒粕”も今が旬になります。
『酒粕』馴染みのある方の方が少ないでしょうか。寒い冬にカラダを芯から温めてくれる粕汁や、肉や魚の粕漬け、奈良漬などの野菜の漬物にも使われていますね。
酒粕は、優れた栄養価ということもあり気にはなっている方も多いと思います。でも、どのように取り入れたら良いかわからないとおっしゃる方も多いのでは。
毎日の料理に取り入れる方法として、酒粕は旨み成分が豊富なので、お出汁にプラスしてみてはいかがでしょうか。我が家では、煮干しや鰹節と一緒に使っています。
煮干しや鰹節のイノシン酸と酒粕のアミノ酸があわさると、旨みの相乗効果が生まれます。単体でとったお出汁より、数倍美味しさが感じられるのです。
また、この旨みにより減塩でもとても美味しく感じることができます。お味噌汁なら、お味噌の量を減らすことができます。その他、酒粕の素晴らしさについては、割愛いたしますね。
今日は、そんな酒粕を毎日少しずつ取り入れる方法を冷蔵庫収納から紹介したいと思います!
まず、ハサミを使って酒粕が入っているビニール袋を開くように切ります。この後、包丁で切っていきますので柔らかすぎるようでしたら、トレーに乗せて、冷凍庫で凍らせてみてくださいね。酒粕は、完全に凍らせても硬くなりませんので、安心してください。適度な硬さで、包丁が扱いやすくなります。
一回で使う量として、4人分のお味噌汁なら、2㎝角位でしょうか。キューブ状に切りそろえます。
次に、ポリ袋と保存容器を用意します。
ポリ袋をセットした保容容器に、酒粕キューブを入れます。
毎回の取り出しやすさを考え、袋の口を短めに切っておきます。
袋は、ねじって蓋で押さえるため、輪ゴムやクリップは要りません。ラベリングをしておくと、家族にも分かりやすいですね。
これで、毎日のお味噌汁やスープに、はたまた煮物の隠し味としても使いやすくなりました。
酒粕を使った料理の代表といえば粕汁ですが、毎日飲むのには、その味が個性的すぎて飽きてしまいそうですね。でも、こんなサイズの酒粕キューブなら?旨み調味料として、気軽にちょい足しすることができますね。
身近な調味料としての酒粕。しかも天然の旨み成分としての効果は、注目が止みませんね。
酒粕は、その昔 産業廃棄物として処分されていたそうですが、近年は酒粕を出さない製造方法への工夫がなされ、廃棄される量も減ったそうです。また、近年の健康ブームからその需要も高まってきたそう。
酒粕、まだ未体験という方は、こんな冷凍庫収納から、毎日少しずつ取り入れてみてはいかがでしょうか?酒粕キューブでいつものお料理がもっとおいしくなりますよ♪
注) 酒粕は、加熱により損なう栄養素(効能)があります。アルコールが苦手でない方、またはアルコールの摂取が可能な方(時)は、生のまま取り入れることも良いでしょう。