NHK静岡放送「たっぷり静岡"ゼロキャンペーン"」食品ロスをゼロにする冷蔵庫収納をお話しました。

Pocket

 
冷蔵庫収納家の福田かずみです。
 
10月11日放送、NHK静岡のニュース番組『たっぷり静岡』(平日18:10〜19:00放送)”ゼロキャンペーン”のコーナーで、電話取材にお答えしました。

 

 
交通事故や特殊詐欺などゼロになると望ましい事柄や事象を取り上げるコーナー。
今月は、3R推進月間ということで”食品ロスをゼロ”にするための冷蔵庫収納についてアドバイスをさせていただきました。
(3Rとは、環境配慮に関するキーワードとして、Reduce リデュース:減らす Reuse リユース:繰り返し使う Recycle リサイクル:再資源化する の3つのRの頭文字です。)

 
まずは、食品ロスをださないために気をつけたいことから。
 


 
冷蔵庫の在庫を確認してから買い物に行くことやお腹が空いていると、ついつい買いすぎてしまうので空腹では行かない。など。
 
また、賞味期限の正しい理解も大切ですね。消費期限は、期日までに食べ切れるようにするのに対し、賞味期限は、美味しさの目安です。期限が過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではありません。まず、自分で食べられるかどうかの判断が大切です。
 
そして、食品ロスを減らすことができる冷蔵庫の収納方法を4つのポイントにまとめて紹介しました。
 

 
まずポイント①、食料品を定番品と臨時品の二つに分けます。定番品とは、食べてなくなってもまた買っておきたいものです。納豆やヨーグルトなど、ご家庭により様々ですね。
 
それぞれの定位置のスペースを確保するために、トレーを使っています。定番品は、品目ごとに分けて収納し、その他の臨時品は大まかなスペースを設けざっくりと収納します。
 
その時、定番品の収納場所を決めるのに、参考にしていただきたいルールがあることを紹介しました。
 

 
ポイント②では、棚ごとに賞味期限を決めて収納すること。
 

 
一番上の棚は、手が行き届きにくいので賞味期限の長い食品を。逆に期限の短いものは、手の届きやすい中央の棚を定位置とします。
そして、食品ロスは野菜室からも発生してしまいますね。
 

 
小さくなった野菜は、しまい忘れてしまうことが多く食品ロスになりがちです。使いかけ野菜の専用容器を設置してあげましょう。
その際、密閉できる容器なら湿度が保たれ、特に葉物野菜(水菜やサニーレタス・三つ葉など)は、鮮度が保たれます。
 
使いかけの野菜は、切り口から著しく鮮度が低下してしまいます。まずは、この容器を開けて、優先して献立に取り入るようにしましょう。
 
そして、最後に・・・
 

 
みなさんにぜひ実践していただきたいこととして、”冷蔵庫の写真を撮る”ことを提案しました。
写真を撮ったら、ぜひ 家族と眺めてみてください。
普段、開けたらすぐに閉めなければいけない扉がずっと開きっぱなしに。ちょっと不思議な気持ちになりますよ。
冷蔵庫は、家族と一緒に気持ちよく使っていきたいですね。ぜひ、冷蔵庫の写真を見ながら、家族会議をしてみてください。
 
今月、静岡県では小学校を挙げての3R推進活動を展開しています。
 

 
県内の小学生20万人に、配布された食品ロスについてのチラシです。
 
子ども達は、自分で目標を決めて、「家庭での食べきり」に挑戦します。学校では、その結果を壁新聞にして発表するそうです。
子ども達と一緒に、家庭でできる「食品ロスをへらす」こと。この機会が食べ物を大切にする良い機運となりますように。

 

今回は、NHK静岡放送局の市川記者から取材をいただきました。
 

 
はじめての電話取材でしたが、限られた時間内で、実に簡潔に冷蔵庫収納法をまとめてくださいました。
大変お世話になり、感謝を申し上げます。ありがとうございました。