食品ロス削減アドバイザー/ 冷蔵庫収納家の福田かずみです。
令和元年9月19日、横浜市泉区環境事業推進委員全体会研修会にて、食品ロスを減らす冷蔵庫の整理収納についてお話を致しました。
講演会のタイトルは「家庭の冷蔵庫から食品ロスをへらす”冷蔵庫の使い方講座”」
です。
まずは、この日の流れを紹介します。
はじめに、食品ロスの現状を。そして、冷蔵室・野菜室・冷凍室の収納法を紹介し、各部屋にまつわる食品ロスをへらす知識を深めていただいています。
こちらは、野菜室から「過剰除去をへらす野菜の切り方」の準備をしている様子です。横浜市泉区の職員の方に、手元撮影用のカメラを設置していただきました。
野菜の切り方は、参加者の方にとっても身近なこと。特に実践に移しやすいと、主催者の方からも評価をいただいています。実演中は、ハンドマイクを持ってくださいました。
私が、この野菜の切り方を取り入れているのには理由があります。
冷蔵庫の整理収納の仕方は、食品ロスをへらすための大切な方法なのですが、それだけでは一時の片付けになってしまい、また散らかってしまいます。
食べ物を大切に思う心は、食品の扱い方に現れ、冷蔵庫にある食材へ自然と気持ちを寄せることができるようになります。
食事をいただく時に「いただきます」と言います。その時、食べものや料理を作ってくれた人に、また生産者の方に感謝の気持ちを表していますね。私は、調理をする時にもこの感謝の気持ちを持ちたいと思っています。
そんな心を、野菜の切り方(=扱い方)で皆さんにお伝えしています。
講演会の終盤では、前後の方でグループになっていただき、テーマを決めてワークをします。この日のテーマは、「残念ながら最近捨ててしまった食べもの」です。
日頃、食品ロスについて実感していることを共有します。皆さん、食べものを無駄にしないために、工夫をしていることが沢山あり、素晴らしい情報交換の場になっています。教えてもらってためになったこと。また、ご自分の方法を伝えて興味を持っていただけるとうれしいものです。会場が賑やかに、一気に楽しい雰囲気に変わります。
最後に、質疑応答へ。
今回は、地域での美化活動に尽力をいただいている方々の研修会でした。ごみの集積場の管理もそのひとつであります。資源への分別が進み、焼却しなければならないごみの量は、一気に減って行きました。とはいえ、生ごみの組成調査をすると、手つかずの食品や食べ残し、過剰除去と見られる食品ロスがまだまだ確認されています。
食べものを大切に思い、食べられる(食べられた)のに捨てられてしまう食品ロスが少しでも減って行きますように。これからも丁寧に伝えて参ります。
食品ロス削減アドバイザー/ 冷蔵庫収納家の福田かずみは、全国で食品ロスをへらす講演活動をしています。講演依頼のご相談は、下のフォームからお願いします。
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