食品ロス削減プロジェクト / スーパーの『おつとめ品をかわいくかえちゃおう♡』

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食品ロス削減アドバイザー/冷蔵庫収納家の福田かずみです。

今月は、私が住んでいる横浜市の取り組みを紹介します。
神奈川新聞社とテレビ神奈川、tvkコミュニケーションズが運営するYMBL(横浜メディア総合研究所)と横浜市資源循環局とで実施した食品ロス削減プロジェクトです。

昨年3月に、民間事業者や団体が集まり「食品ロス削減フォーラム」を開催しました。こちらに参加した皆さんが、食品ロスを減らすためのアイデアを出し合い、投票の結果2件のプロジェクトが立ち上がりました。

そのうちの1つが、この度ご紹介する『おつとめ品をかわいく変えちゃおう♡ #フードラブ』です。

2019年9月4日に、第一回目の会議が行われました。
スーパーの売り場では、期限の近づいた値引き食品を見ることがあります。その風景は、どことなく寂しく追いやられている様に映ります。

そして、おつとめ品を手に取るときの私たちの心理にも着目しました。「おつとめ品を見ていると周りの目が気になる」「本当は色々見たいけど、あさるのも嫌だし・・・」「カゴにおつとめ品が入っているのを見られると恥ずかしい」という気持ちが働くものです。

この後ろめたさを払拭し、おつとめ品を買うことで生まれる新たな価値を可視化できないか。この度のキャッチコピーを話し合いました。

その言葉は、誰が発するものにするのか。

・食べものの気持ちになって呼びかける
・地球からのメッセージとする。
・買う人の思いを表現する。

幾度と思案を重ねながら、おつとめ品を買うという行動を、賞賛する「へらすってステキっ!」という案もあがりました。

そして、最終的に完成したコピーは・・・

『すてナイっス!』
食品ロスをへらして地球にいいコト。だから自分もすてナイっス!

主語は、まさに消費者です。”私は捨てない”という硬い決意を、コミカルに楽しく口にできるキャッチコピーとなりました。

2020年3月25日 横浜市内のスーパー「イオンスタイル東戸塚店」でお披露目となりました。その他、数店舗で掲示が始まりました。

イオンスタイル東戸塚店の中野店長が、早速「すてナイっス!」シールを貼ってくださいました。

このシールは、『おつとめ品をかわいく変える』こともなのですが、お客様が帰宅後にも目に留めていただくことを考え取り入れました。

期限が近づいたおつとめ品だけど、こうして食べることは、地球に優しい行為なんだと。帰宅後もこのシールを見ることで、改めて記憶に刻まれること。食品ロスをへらすことへの意識づけとなって欲しいとの願いも込められています。

多くのお客様に手にとっていただき、「食品ロスをへらして地球にいいコト・・・」と、声に出して読んでくれた方もいらっしゃいました。

この度の『おつとめ品をかわいくかえちゃおう♡』発案者(株)大川印刷の草間さん(中央)と、TV神奈川の小松さんと。

今、食べられるのに捨てられてしまう食品ロスは、世界でも大きな課題と位置付けられています。
国連では、2030年までに達成を目指す世界共通の目標SDGsを掲げており、その中で「世界の食料廃棄を小売・消費レベルで半減させる」ことを謳っています。
日本でも、昨年10月1日に”食品ロス削減推進法”が施行されました。

この働き掛けが、少しでも食べものを大切にする機運の高まりにつながれば。
安いからだけではなく、環境に良い買いものの仕方であること。私たち消費者が、”食べものを捨てない”ということに意識が向かうと何より嬉しく思います。

企業価値を高める食品ロス削減の取り組みを紹介するリーフレット。

この度、お世話になりました皆さまへ。貴重な体験をさせていただき、誠にありがとうございました。
食品ロス削減へ向け、私もより一層努めて参りたいと思います。今度もご一緒できる機会がありましたらよろしくお願い申し上げます。