福島市の小学生向け「食品ロスダイアリー」を監修。

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食品ロス削減アドバイザー / 冷蔵庫収納家の福田かずみです。

2021年度、福島市の食品ロス削減アドバイザーとしての取り組みを紹介します。こちらは、市内の小学生向けに作成した「食品ロスダイアリー」です。夏休み前に、市内の小学生13000人に配布されました。

食品ロスダイアリーとは、捨ててしまった食べものを日記のように記録し、その量を知ることで、我が家の食品ロスの実態を把握し、その削減に向け行動を変えていくことを目的としています。
対象は、小学生ではあるものの親御さんにも関心を持っていただけるよう、「おうちの方へのメッセージ」も添えています。

実施は、夏休み期間に。親子で食べものについて考えるきっかけづくりとなりますように。

食品ロスダイアリーをつける前には、日本の食品ロスの現状から、その原因が学べるようになっていて、子ども達が住んでいる”福島市の一人当たりのごみの量”についても全国ランキングで伝えています。

冊子の中では、福島市のマスコットキャラクター「ももりん」が随所に登場し、子ども達が楽しく取り組めるように語りかけています。

最後のページには、食品ロスダイアリーのまとめとアンケートを。どんな食材がどのくらい捨てられているか2週間記入した食品ロスの量を足し算していきます。
集計結果とアンケート「食品ロスダイアリーをつける前と後の変化」について記入し、福島市役所に提出すると”ももりんグッズ”が当たるプレゼント企画に応募することができます。

福島市では、「令和3年度までに市民1人1日当たりのごみ排出量を890g以下にすることを目標に「ごみ減量大作戦」を実施しています。令和元年度の排出量(1,120g)に比べると、1人あたり230gの減量が求められています。これは、コンビニのおにぎり2個分にあたります。

この食品ロスダイアリーは、子ども向けの教育資材としてのみならず、親子でのコミニケーションにも役立ててもらえることと思います。ぜひ、親子で捨てられてしまう食べもののことを気に掛けてみてください。

食品ロスを減らすことは、食育にも繋がっています。食べものを大切にする心は一日では成らず。持続可能な暮らし方が求められる今、子どもの頃からの習慣が将来にわたって、ごみの少ない社会の実現に近づけることと思います。

 

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